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開創器とは何?種類・使い方やおすすめ製品を紹介

2026.02.24

 

医療現場では、様々な医療器具が用いられており、処置や手術を安全かつ円滑に進めるためには適切な器具の選定が欠かせません。なお、医療器具は年々進化しており、操作性や安全性、効率性の向上を目的とした製品が数多く開発されています。様々な医療器具がある中で、術野の確保や視認性の向上を目的に用いられるのが「開創器」です。

今回の記事では、開創器に関する基本的な情報をはじめ、使い方や選ぶ際のポイントなどを解説し、おすすめ製品も紹介します。開創器とは何かを知りたい方や、関連製品をお探しの方はぜひチェックしてください。

開創器とは?

開創器(かいそうき)とは、手術や処置の際に皮膚や筋肉、組織などを広げ、術野(手術での視野)を確保するために使用される医療器具です。切開した部位が自然に閉じてしまうのを防ぎ、医師が患部を正確に確認しながら作業できる環境を整えるために用います。主に外科手術を中心に、泌尿器科、婦人科、乳腺外科、整形外科、形成外科、産婦人科、歯科、獣医療など幅広い分野で使用されています。

開創器は、術者の視認性を高めるだけでなく、不要な組織への接触を減らし、手術の安全性や効率性を向上させる点でも重要です。様々な形状や構造のものがあり、手術の質を支える基礎的な医療器具の一つといえるでしょう。

種類

大きく手動式と自己保持式の2種類に分類されます。手動式は、術者や介助者が手で保持しながら創部を広げるタイプで、操作が直感的かつ細かな調整がしやすい点が特徴です。一方、自己保持式は一度固定すると開いた状態を維持できる構造になっており、術者の両手が自由になるため、長時間の手術や精密な操作が求められる場面で重宝されます。

具体的な種類としては、浅い部位によく用いられるゲルピー開創器、深部や狭い部位の開創に適したウェイトラナー開創器、小切開や繊細な操作向けにアームの角度調整ができるアドソン開創器などがあります。また、肛門科で用いられる特殊な形状の隅越式肛門開創器やパークス開肛器、外科開腹手術向けの2弁式のゴッセ開創器、3弁式のバルファー開創器など、用途や診療科に応じた製品が多数存在します。

さらに、腹部・腹腔鏡手術に用いられる開腹器・内視鏡固定用のカメラホルダーとしても使用でき助手の補助ができるような手術台に固定した支柱に接続されたアームやフレームに鈎を取り付けて使用するタイプといった構造の異なる製品もあり、手術内容や部位に合わせた適切な選定が重要です。

開創器の使い方

開創器の使い方

まず、手術や処置の内容に応じて、使用する開創器の種類やサイズを選定します。使用時は、切開後の創部に開創器の先端ブレード部を正確に当て、周囲の組織を傷つけないよう慎重に広げていきます。

手動式開創器の場合は、術者や助手が力加減を調整しながら保持し、自己保持式開創器の場合は、適切な開き具合で固定することで安定した状態を維持します。固定後は、術中に緩みや位置ずれが生じていないかを定期的に確認することが大切です。

また、開創器の使用中は、過度な牽引を避け、必要最小限の開創で術野を確保する意識が求められます。手術終了時には、周囲組織の状態を確認しながらゆっくりと解除し、創部への負担を抑えることが、安全かつ適切な使用につながります。

開創器を選ぶ際のポイント

開創器を選ぶ際のポイント

開創器を選ぶ際は、まず使用目的や処置内容に適した種類・形状かどうかを確認することが重要です。手術部位や切開の大きさによって必要な開き幅や刃先の形状が異なるため、用途に合わない製品を選ぶと十分な術野を確保できなかったり、組織に余計な負担をかけたりする可能性があります。

サイズや調整のしやすさも大切なポイントです。術者の操作性を考慮して選ぶことで、処置の安全性と効率が向上します。また、材質にも注目しましょう。一般的にはステンレス製が多く、耐久性や洗浄・滅菌のしやすさに優れています。繰り返し使用する医療現場では、メンテナンス性の高さも重要な判断基準となります。

持ちやすさや重量感などの使用感も無視できません。長時間使用する場合でも手や指に負担がかかりにくい設計かどうかを確認することで、安定した操作が可能になります。それらのポイントを踏まえ、用途と現場に合った開創器を選定することが、安全で円滑な医療行為につながります。

【おすすめ製品】オクトパス万能開創器

【おすすめ製品】オクトパス万能開創器

最後に、弊社「ユフ精器株式会社」で扱っているおすすめの開創器を紹介します。「オクトパス万能開創器」は多関節アーム構造を採用した高機能なサージカルアーム型の外科用開創器です。人間工学に基づき、手首・肘・肩の動きを再現する設計となっており、術者の意図に沿って自在にアームを配置できる点が大きな特徴です。手術部位や術式に応じて細かな角度調整が可能なため、安定した術野を確保しながら、術者や助手のサポートができるため負担軽減にもつながります。

操作方法もシンプルで、蝶ナット一つを調整するだけで牽引位置を直感的かつ確実に固定できます。複雑な操作を必要とせず、スムーズなセッティングが可能なため、手術の流れを妨げにくい点も評価されています。

対応診療科は外科・乳腺外科・形成外科・整形外科・泌尿器科・婦人科をはじめ、小児外科や胸部外科、開腹手術や腹腔鏡手術など多岐にわたります。用途に応じた専用アクセサリーもあり、ネイサンソンフックレバーリトラクターによる肝臓挙上や、内視鏡カメラホルダーによるスコピストの補助、人工股関節全置換術時のホーマン鈎把持など、専門性の高い手術にも柔軟に対応可能です。

汎用性・操作性・安定性を兼ね備えたオクトパス万能開創器は、幅広い術式を支える信頼性の高い製品として、多くの医療現場で活用されています。

製品にご興味がございましたらぜひ詳細をご覧いただき、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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手術用器具の開創器について(まとめ)

今回の記事では、開創器の基本的な役割や種類、使い方のポイントに加え、汎用性に優れたおすすめ製品も紹介しました。

開創器は、手術時に術野を安定して確保するために欠かせない医療器具であり、診療科や術式に応じた種類のものが使用されています。適切な開創器を選び、正しく使用することで、手術の安全性や作業効率の向上が期待できます。
開創器の導入や見直しを検討する際は、使用目的や手術環境に合った製品選びを意識することが重要です。

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